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優西

Author:優西
20代♂ 学生

東京の片隅で大学生奔走中。

東アジアが大好きで
そっちのほうによく旅行します

現在台湾の大学に留学中(2010.09-)
日々考えてることとか書きます!

何かありましたらコメント欄に
残していただければ幸いです。

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立場。
「人は立場によって生き、立場によって死ぬ。それしかなく、そうあるべきだ。」


この言葉は、司馬遼太郎著「峠」の主人公、河井継之助。

以前このブログの「気ままに読書リレー」で取り上げました。
http://faintarrryoshi.blog64.fc2.com/blog-entry-137.html

明治維新の風を悟りながらも、
長岡藩の藩主としてそして一人の武士として何をなすべきかを考え
そして自分の立場を貫きとおした人物。
この小説に出てくる彼の個性は、武士道というものを通り越えて、
何か人間の本質を見出しているような気がした。

「風の谷のナウシカ」の最後のシーンもそうだった。
あくまでも自分の立場(=一つの生命としての立場)を貫きとおすことによって
価値判断基準を取っ払って、生きることのエネルギイを、
ナウシカ曰く「いのちは闇の中に瞬く光だ」という物を体現した。

自分が印象に残っているものはどれも、それぞれの立場を貫いた人物だった。



けれども、どうにもこうにもならない時がある。



ある日の話。
大教室の中、自分はある授業の講義を受けている。
そして先生が講義をやめて、軽く討論をしようと提案した。
大勢の台湾人、大勢の中国人の中で、
彼女は自分にこういう質問を投げかけた。
「日本人のあなたにお伺いします。尖閣諸島の主権は誰にあると考えますか?」


あなたならどうこたえるだろうか?



先に自分の話を言うと、
自分は結局答えることができなかった。
ただ沈黙を貫くだけ。


何が自分をそうさせたのか。

日本人だったら、どーんといってやればいい
「あれは日本のものだ」と。
ただ、それができなかった。

彼らから敵視されるのを怖がったのか。それも一理ある。
ただ、いくら客観的に物事を見ても、どうあがいてもこの問題は答えられない。
(というかこの状況では客観というものは存在しないわけで。)

もし自分がこの問題に答えたならば、自分は教室にいる人たち全ての立場を顧みなくなることになる。
むしろ、自分の立場をグレーに隠すことで、見えることもない「客観性」に身をゆだねたかったのか。
「たしかに国際問題だけれども、誰も憎むことなく、仲良くやろうよ」
という言葉を暗に発して、お茶を濁したかったのだろうか。

「たしかに国際問題だけれども、誰も憎むことなく、仲良くやろうよ」
この言葉にもたくさんの欺瞞がある。
そもそも、国と国なんか、自分と相手という確立した自他の差異から来ている。
あいつは敵、自分は味方という具合に。

こういう観点で見れば、国家間の関係が緊張していることが実は正常なのであって、
問題があって当然なのである。
そしてそれの緊張が今ない状況は、
近代の法律概念という(いかにも万民の正義として正しく作り上げられた風にみせられた)ルールによって、
暫定的に作られた秩序だと考えることができるわけです。
敵視されて当たり前。水面下の争いがあるのは至極当然な事。
だから、日本人の立場で物事を考えたときに、自分の行為は失格ということになるわけです。


日本人失格。


すいませんw



この立場というものを考えると本当に面白いです。
例えば歴史解釈に関する問題とかね。
これについては、台湾を例に、次のブログで書こうと思います。


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きまま | 23:56:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
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